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写真絵 なんと大きな平城京

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森脇順「写真絵の世界」にようこそ!ゾーンプレートやピンホールカメラなどを使って、想像写真で遊んでいます。「写真絵」は、『ならまち大冒険』などでお馴染の、作家・寮美千子先生に名付けていただきました。

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 昔、甲羅に穴の開いた亀を持って帰ったら親から叱られた。病気の人が治癒を願って甲羅に穴を開けて放したものらしい。
 平城京からは人形が出ている。特に朱雀門のすぐ東にあった壬生(みぶ)門前からたくさん出土している。この辺りで大祓(おおはらい)という行事があったらしい。そこでは病気を治したいという願いから人形に息を吹きかけて穢れを移してから門の前の溝に流したという。

 写真は、一枚目が人形のレプリカを作って朱雀門の前で撮った。板を人の形に切り、墨で描いているのは、奈良時代のアートだ。
 二枚目は実際に壬生門があった辺りの溝にレプリカを置いて撮ってみた。
 三枚目は雨上がりだったため水たまりに置いてみた。背後に朱雀門が見えている。
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by kpps | 2010-08-30 22:33 | 針穴写真
 
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 平城京からは写真のような土で作った馬が出土しております。もともとは生きた馬をいけにえにしていたそうなのですが、後になって土馬や木製の馬で代用したようです。土馬は平城京だけでなく他府県からもたくさん見つかっているそうですが、川や側溝、井戸など水の近くから発見されています。病気平癒や雨乞いのためだと言われています。今でも絵馬があります。

 今回の写真は、平城京出土の土馬の写真を見て、100均の紙粘土で作りました。
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by kpps | 2010-08-30 19:55 | 針穴写真
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 「太陽の道」と呼ばれる、太陽がお彼岸の日にだけ通る道があるそうです。この日には、伊勢を通り、桜井市の三輪山を通過してやがて二上山の谷間に沈んで行きます。なんともロマンに満ちた光景でしょうか。
 二上山に沈む夕陽に仏の姿を見た人がいました。折口信夫(おりぐちしのぶ)の『死者の書』ですね。この小説の舞台は奈良時代ですが、中将姫伝説や、山越阿弥陀図、エジプトの死者の書などを参考にしているそうです。
 二上山に見た仏の姿というのは、謀反の罪を着せられて死罪となった大津皇子の魂ですね。大津皇子のお墓は二上山にあります。大津皇子が亡くなったときにお姉さんの大来皇女(おおくのひめみこ)は伊勢の斎宮におられたのですが、不思議なことにその斎宮も太陽の道の上にあります。
 これは二上山を意識して撮ったわけではありませんが、私も山越阿弥陀図に挑戦してみました。
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by kpps | 2010-08-26 18:52 | 針穴写真
 『鹿男あをによし』というテレビ番組がありました。
 万城目学(まきめまなぶ)さんの原作で、2008年の春に放送されました。
 玉木宏さんや綾瀬はるかさん、佐々木蔵之介さんらが出演されていたのですが、舞台が平城宮跡や奈良町、飛鳥など身近なところばかりだったので、また登場人物たちが探し回っていたのが三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)だというのも興味深く、毎回わくわくしながら観ていました。
 三角縁神獣鏡って卑弥呼の鏡なんですよね。近畿を中心にした前期古墳から大量に出ていますが、そこに書かれた年号から国内製説があったような記憶があります。いずれにしても、卑弥呼の鏡が出てきたり、神の使いという奈良の鹿さんが登場したりで楽しいドラマでした。
 最終話では、近鉄奈良駅での別れのシーンがあったのですが、ロケを近鉄天理駅で行って、看板をすべて「奈良駅」に書き換えていました。近鉄奈良駅は地下なので効果が望めなかったらしいですが。

 奈良の鹿さんと言えば発祥は春日大社ですね。でも、元々は裏山の御蓋山(みかさやま)をご神体とする小規模な神社だったようですが、時の権力者藤原氏が他からも神さまを呼んで来て規模を拡張したようです。御蓋山には奈良時代以前の磐座(いわくら)があるそうで、桜井市の三輪山と同じですね。こういった山を三諸山(みもろやま)とか神南備山(かんなびやま)と言って、お茶碗を伏せたような山を古代の人が信仰したと言われ、他にもたくさんあるそうです。近鉄電車で奈良から生駒のトンネルを抜けて少し行くと枚岡神社がありますが、この神社のことを「元春日」と言って、やはり裏山は信仰の山です。

 私もドラマをやっていた頃、針穴カメラで写真を撮りました。上から、飛火野、朱雀門、鹿さんです。

 
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by kpps | 2010-08-24 23:57 | 針穴写真
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 東大寺南大門を1キロほど南に行くと、ピラミッド状の遺跡があります。頭塔(ずとう)という奈良時代に作られた土の塔です。当時は7段の石積みをして偶数段には瓦屋根を、奇数段には石仏をはめ込んで、五重の塔になっていたようです。多数の石仏からは奈良時代の仏教説話美術としても注目されているとのことですが、こういったピラミッド状の遺跡は国内では少ししかありません。
 頭塔は、四条大路の延長線と南大門のほぼ真南で交差するところにあります。また元興寺の東の築地塀の外からは高台に望むことが出来たはずです。現在は住宅が密集しているため近くに行かないと見えませんが、当時の景観を想像しながら眺めるのも面白いと思います。
 この地域には、東大寺や元興寺、興福寺などの大寺院や春日大社がある中で、この一見目立たない頭塔について想像をめぐらせるのは楽しいことです。
 現在は遺跡の半分が復元されていますが、鍵が掛かっていて、すぐ近くの管理者の家に行って開けてもらわなければ入れません。
 写真は、昨年の日食の写真を映し出したパソコンのディスプレーの前に、切り抜いた頭塔の再現画を置いて撮影しました。また、幻想的にするために頭塔の前に綿を置きました。尚、相輪は省きました。
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by kpps | 2010-08-23 22:13 | 針穴写真
奈良薬師寺の白鳥バージョンです。
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by kpps | 2010-08-23 14:58 | 針穴写真
今年は、平城京遷都1300年記念です。
昨年から何かしたいなぁとは思っていたのですが、いろいろあってやっと今日から始動しました。
不定期になると思いますが、写真をメインに載せていこうと思います。

記念すべき1回目の写真は、七条大池から眺めた奈良薬師寺です。
本当はこの辺りに鹿はいないのですが、想像の世界なので大目に見てくださいね。

こんな感じで、想像も交えた奇妙な写真を載せていきますので、よろしくお願いします。
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by kpps | 2010-08-22 23:51 | 針穴写真